薄毛を自己否定しているうちにすすむ脱毛
薄毛・抜け毛、脱毛で悩んでいる女性は、“抗がん剤治療の人”ばかりではない。口コミには、激しい薄毛に悩まされている人で、「普通のウィッグでは間に合わない」という理由から、医療用ウィッグを探している人の書き込みが多い。
また、そもそも自分が薄毛なのか、抜け毛体質なのか、判断がつかずに進行してしまっている女性からの意見も多い。「薄毛だと認めたくない、季節によって抜けやすくなるのは当たり前、1日に普通でも60本~80本は抜けるらしい」~。
本来的に人間は、逃避的心理が働いて、そのようなことを言い訳にやり過ごす習性があると心理学者は言う。抜け毛・脱毛の原因には、遺伝的なものとストレス、生活習慣、食生活習慣の4点が考えられます。
- 遺伝的なもの
家族や血縁関係にある親族に抜け毛・薄毛の人が多い。これに心当たりのある人は、医療クリニックで診察を受け、医師の指導の下で加療し、医療用ウィッグを検討する必要がある。 - ストレス
職場や家庭環境などで、人間関係に悩んでいたり、借金・住宅ローン、結婚・離婚で問題を抱えていたりすると脱毛しやすい。日常から離れた時間を作るか、環境を変える必要がある。 - 生活習慣
運動が嫌いでめったに散歩もしない。自宅にいるときは寝転んでテレビを観ていることが多い。そのような時間を誰にも邪魔されたくないという人は、1日10分程度の“一駅散歩”などを習慣化すべき。 - 食生活習慣
脂っこいものが好き。会社帰りの居酒屋通いはほぼ毎日。甘いものが好きという人は成人病になりやすい。血流が悪くなって抜け毛が加速するのは当然。野菜中心の食生活に切り替えるべき。
人間のカラダは食物によって支えられている。したがって「薄毛や脱毛で悩む人は、とりあえず食生活の改善を今日からでもはじめるべきだ」というのが医師たちの意見。最近は女性専門の薄毛クリニックもあるので、一度、診察を受けてみることをおすすめします。
生活環境の変化でも起る薄毛や脱毛症状
口コミに良く出てくる「そもそも自分は薄毛なのかわからない」という人に対しては、薄毛度合いのセルフチェックというのもネット上に多数出ているので検索してみてください。その中には、以下のような項目もありました。
薄毛・脱毛が起きやすい生活の変化・要因
- 最近半年間のうちに赤ちゃんを出産した。
- 日常生活を振り返って自分は運動不足だと思う。
- 最近半年のあいだにダイエットをはじめて継続している。
- 家庭や会社などでストレスを強く感じることがある。
- 会社や学校を休みがち。家に引きこもりたいと思うときが増えた。
- これまでに抗がん剤治療を行ったことがある。または継続している。
抗がん剤治療を行なった人、あるいは継続中の人は、程度の差はありますが、副作用による頭髪・体毛の脱毛期間があります。治療が終わり数カ月すると新しい髪が生えてくるので心配ありません。外出機会を増やし体力の回復を早めるためにも医療用ウィッグを使用しましょう。