やめてもらいたい、面白半分のいい加減な書き込み
医療用ウィッグの口コミが最近になって急に増えてきたような気がします。それだけ脱毛や抗がん剤治療で苦しんでいる人が多いということでしょうか。
ところで、医療用ウィッグのことをよく知らない人の書き込みだと思いますが、「医療用ウィッグも普通のウィッグも同じじゃないの?」とか、「機能性とか衛生的とか言ってるけど、ホントは見せかけでしょ」などと、誹謗中傷するような内容もチラホラ目に付きます。
面白半分で口コミに応答するのは仕方ないにしても、真面目に向き合っている人たちの邪魔はしないようにして欲しいと強く思います。
医療用ウィッグは、患者さんと二人三脚で作った賜物
たとえば医療用ウィッグは、普通のファッション用ウィッグとは違って、患者さんがリハビリや散歩にも、十分耐えられるような滑り止め機能や汗でズレたり、蒸れたりしないような工夫を真剣になって編み出しています。
それは患者さんとメーカーがコミュニケーションを取る中で、1つ1つ問題を解消していった証でもあります。医療用のケア製品とまでは認められていないものの、医療用ウィッグは、精神的な立ち直りをサポートして社会復帰の後押しになると太鼓判を押す精神科医もいるほどです。
同じ口コミでも、「経済的に苦しいのだから通販の医療用ウィッグにしたら?意外にいいよ、ぴったりフィットでズレなくて」などという善意の書き込みもあります。たしかに通販のウィッグというのは、店舗費用や人件費がかからない分、販売価格を抑えることができるという決定的なメリットがあります。
調べてみたところ、たとえばアンベリールの「シルフィ」というブランドでは、ホームページに「なぜ低価格で商品を提供できるのか」といったコストカットのための仕組みを丁寧に説明しています。
他のページでは、リピーターが多いことの裏付けにもなる「顧客満足度の数値」が、「自然さ」、「サービス(対応)」、「着け心地」、「機能性」といった項目別に示されています。
もしこれらの数値がウソなら、リピーターは存在せず、悪評はすぐにネット上に広がって、メーカーは商売を続けていくことが出来なくなるでしょう。口コミで、体験もしていない人がいい加減なことを吹聴するなら、病気で苦しんでいる人たちの前に行って、直接語りかけて欲しいものです。
リピーターにも支持されている顧客満足度
- 自然さ 97%
- サービス(対応) 93%
- 着け心地 91%
- 機能性 89%
※2012年7月28日~2,014年7月27日までに無料試着サービスで、同社シルフィの「ハイグレードタイプ」を試着した人のアンケート結果(同社ホームページより)